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転職活動、好きなことを仕事にすべき?『得意なこと』と『やりたいこと』の優先順位

「今の仕事は自分に向いていない気がする」「もっと情熱を持てる仕事がしたい」
転職を考える際、多くの人が直面する点が「好きなことを仕事にするか、得意なことを仕事にするか」という究極の選択です。
「やりたいこと(Will)」を追求することは素晴らしいですが、キャリアの現実に直面したとき、どちらを優先すべきなのでしょうか。本記事では、後悔しない転職を実現するための「優先順位」と、自己分析だけでは辿り着くことが難しい「市場価値」の考え方を解説します。
1. 「やりたいこと」と「得意なこと」の違いを整理する
議論を始める前に、まずは言葉の定義を整理しましょう。ここを混同してしまうと、転職の軸がブレてしまいます。
「やりたいこと(Will / Like)」: 自分の興味・関心が向く対象。情熱を持てる分野、憧れの職種など。
「得意なこと(Can)」: 人よりもスムーズにこなせる作業や、成果が出やすい行動。無意識にできている強み。
よくある誤解は、「好き=得意」だと思い込んでしまうことです。例えば、「ファッションが好きだから、アパレル業界で活躍できるはずだ」という考えです。しかし、服が好きであること(やりたいこと)と、売上目標を分析し接客で成果を出すこと(得意なこと)は、全く別のスキルセットを必要とします。
2. 結論:転職成功の鍵は「得意なこと」をベースにすること
キャリア形成において、推奨される優先順位は「得意なこと(Can)」をベースに「やりたいこと(Will)」を重ねるという考え方です。なぜ「得意」を優先すべきなのか、3つの明確な理由があります。
① 成果が出やすいため、自己肯定感が上がる
仕事において最大のストレス要因の1つは「成果が出ないこと」です。逆に、自分の得意分野であれば、周囲よりも効率的に成果を出せます。成果が出れば周囲から評価され、自信に繋がり、結果としてその仕事が「好き」になっていくというポジティブなループが生まれます。
② 市場価値(年収)は「できること」に付く
残念ながら、労働市場において「やりたい」という熱意だけで給与が決まることは稀です。企業が対価を払うのは、その人が生み出す「成果」に対してです。「得意なこと」を軸に選ぶことは、安定した収入と市場価値の向上に直結します。
③ 「好き」を仕事にすると、嫌いになるリスクがある
趣味として愛していたものを仕事にした途端、数字や人間関係に縛られ、純粋に楽しめなくなるケースは少なくありません。「好き」は趣味として残し、「得意」を仕事にする方が、精神的なバランスを保ちやすいという側面もあります。
3. 「やりたいこと」を諦める必要はない
「得意を優先すべき」と言うと、「やりたいことは諦めろということか?」と感じるかもしれません。しかし、そうではありません。大切なのは「組み合わせ方」です。
「何をするか(職種)」と「どこでするか(業界)」を分ける
得意なこと: 職種(営業、事務、企画、エンジニアなど)
やりたいこと: 業界・環境(エンタメ、教育、福祉、ITなど)
例えば、「文章を書くのが得意」で「動物が好き」なら、ペットメディアの編集者が選択肢に入ります。このように、「得意な職能(Can)」を使って「好きな領域(Will)」に貢献する形が、最も幸福度の高いキャリアと言えます。
4. 自分では気がつけない「得意なこと」の見つけ方
多くの転職希望者が抱える課題は、「自分の得意なことが自分ではわからない」という点です。
「得意なこと」とは、自分にとっては当たり前にできすぎてしまうため、強みとして認識されにくいという特徴があります。以下の3つの問いに答えてみてください。
「人からよく頼まれることは何か?」
「他の人が苦労していることで、自分には平気なことは何か?」
「これまでの仕事で、最も褒められたエピソードは?」
もし、この問いに対する答えが自分1人で出ない場合は、無理に転職活動を進める必要はありません。まずは「今の自分を知る」ことに時間をかけるべきタイミングかもしれません。
5. キャリアの「現在地」と「目的地」を整理するために
納得感のあるキャリアを築くには、「現在地(自分のスキルや特性)」と「目的地(どう生きたいか)」を正しく認識することが欠かせません。しかし、1人で自己分析を行うと、願望と事実が混ざり、自分の「得意」を過小評価したり、市場価値を見誤ったりしがちです。
このような「主観のズレ」を修正し、客観的な視点を取り入れるために、エージェントを活用することは非常に有効な手段です。
株式会社PARQUEが提供するサポート
株式会社PARQUEは、単なる求人紹介にとどまらず、あなたの人生に寄り添う「キャリアコーチング」を大切にしています。
転職を迷っている段階でも歓迎: 「今の仕事に違和感があるけれど、何をしたいかわからない」という、答えが出る前の状態からお話を伺います。「今は転職しない」という選択肢も含め、アドバイスいたします。
何度も対話を重ねて言語化: 一度の面談で終わるのではなく、面談を繰り返しながらあなたの価値観を深掘りします。曖昧な「やりたいこと」を、具体的な「目指したいキャリア」へと一緒に言語化していきます。
「自分軸」を確立する: 求人票に自分を合わせるのではなく、自分の「得意」を活かすことを起点に、納得感のある未来を模索します。
結論:後悔しないキャリアは、自分を知ることから始まる
「好きなこと」か「得意なこと」か。その二者択一に絶対的な正解はありません。しかし、長く続くキャリアにおいて確かな土台となるのは、無理なく成果を出せる「得意なこと(Can)」です。この土台の上に、自分の情熱(Will)を少しずつ重ねていくことこそが、最も現実的で納得感の高い道と言えます。
もし今、どちらを優先すべきか迷い、一歩が踏み出せないのなら、それは自分自身の「軸」を再定義するタイミングかもしれません。転職を急ぐ必要はありません。まずは第三者の視点も借りながら、自分の現在地と目指したい目的地を丁寧に言語化してみてください。
ご相談をお待ちしております。
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