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年収が上がる人・下がる人の差 

年収が上がる人・下がる人の差 

はじめに:なぜ、転職は「失敗」するのか?

 現代において、キャリアアップや年収アップを実現するための最も直接的な手段の1つが「転職」です。しかし、誰もが希望通りに年収を上げられるわけではありません。ある人は転職を機に年収が大幅に跳ね上がり、キャリアを大きく飛躍させる一方で、残念ながら年収が下がってしまう人や、転職を繰り返すうちに市場価値を下げてしまう人もいます。

この「年収が上がる転職」と「年収が下がる転職」を分ける決定的な差は一体どこにあるのでしょうか。

本記事では、年収の増減を分ける「意識」「戦略」「市場価値」の3つの側面に焦点を当て、具体的な違いを徹底的に分析します。

1. 意識の差:「目的意識」と「逃避意識」

 年収を上げる転職を成功させるための最初の分岐点は、「何のために転職をするのか」という目的意識の有無にあります。

★年収が「上がる人」の意識(目的意識)

年収が上がる人は、転職を未来のキャリアを構築するための1つのステップと捉え、明確な目的を持っています。

  • 戦略的な目標設定: 「現職で得たスキルを活かし、より大きなフィールドで〇〇という課題を解決したい」「5年後に管理職になるために、今回の転職でマネジメント経験を積みたい」など、次の職場で何を達成するかを明確に設定します。転職は、この目標達成のための手段でしかありません。

  • 市場価値の最大化: 現職の不満ではなく、「自分のスキル・経験が、転職市場で最も高く評価される会社はどこか?」という視点から転職先を探します。自分のポータブルスキルが活きる環境を冷静に見極めます。

  • 主体的な情報収集: 自分のスキルがどの程度の年収に相当するのか、希望する業界のトレンドはどうなっているかなど、転職市場のリアルを徹底的に調べます。この客観的な情報収集が、自信を持った年収獲得の土台となります。

★ 年収が「下がる人」の意識(逃避意識)

年収が下がる人は、現職からの「逃避」が転職の動機となることが多く、目的意識が曖昧です。

  • ネガティブな理由からの脱出: 「残業が多いから」「人間関係が嫌だから」というような現職の不満解消が目的となりがちです。これにより、新しい職場で何をしたいかというビジョンが欠如し、結局は不満を抱える会社を選んでしまい、転職を繰り返します。

  • 目先の条件への依存: 仕事内容や企業理念よりも、「家から近い」「土日休み」という目先の条件だけで転職先を決定してしまいます。結果、自身の市場価値を高める経験やスキルが得られず、キャリアが停滞します。

  • 過去の成功体験への固執: 「前の会社では通用した」というスキルや評価に頼りすぎ、転職市場が求める最新のスキルや能力をアップデートしようとしません。これにより、企業からは「新しい環境への適応力が低い」と見なされ、評価が下がります。

2. 戦略の差:「計画的な準備」と「場当たり的な行動」

 転職で年収を上げる人は、過去の実績を整理し、未来の目標とつなげる「戦略的な準備」を怠りません。

★年収が「上がる人」の戦略

上がる人は、自分の市場価値を「最大限に高く見せる」ための戦略を練ります。

  • 実績の数値化と論理的な言語化: 職務経歴書に「〇〇を頑張りました」ではなく、「(課題)を解決するために(行動)し、その結果(数字)を達成した」というロジックを明確に記載します。これにより、採用側はあなたの「成功の再現性」と「解決できる課題の規模」を具体的にイメージでき、高い年収を提示しやすくなります。

  • 企業との双方向のマッチング: 面接で企業に評価されるだけでなく、「この会社に入社することで、自分のキャリア目標が実現できるか」という視点で企業を評価します。優秀な人材は企業に「選ばれる」だけでなく「選ぶ」立場であることを理解しており、この姿勢がより有利な条件を引き出します。

  • キャリアパスの一貫性: たとえ職種が変わる場合でも、「一貫して顧客の課題解決に携わっている」「異なる環境でマネジメントスキルを磨いている」など、過去と未来のストーリーに連続性を持たせます。一貫性は専門性の深さと見なされ、高評価につながります。

  • 客観的な適正年収の把握: 転職活動を通して、自分のスキルと実績が、転職市場でどの程度の価値を持つかという明確な基準を持ちます。これにより、企業から提示されたオファーに対して、自信を持って適正な評価を求めることができます。

★年収が「下がる人」の戦略

下がる人は、準備が場当たり的で、自分の価値を十分に伝えられません。

  • 職務経歴書の曖昧さ: 仕事内容を羅列するだけで、具体的な成果や貢献度が伝わらない職務経歴書を作成します。企業側はあなたの「実績」を測れず、評価を低く見積もらざるを得ません。

  • 短期的な視点でのキャリア選択: 業界や職種を頻繁に変え、専門性が薄い「広く浅い」経験を積んでしまうと、企業からは「何が強みなのか分からない」「定着しないのでは」と見なされます。結果的にリスクが高いと判断され、年収が下がる傾向にあります。

  • 情報収集の自己完結: インターネットの情報や知人の話だけで転職活動を進め、自分の市場価値を客観的な視点で確認することを怠ります。その結果、自分の適正年収よりも低いオファーに満足してしまうなど、年収アップの機会を逃します。

3. 市場価値の差:「希少性」と「再現性」

 最終的に年収の額を決定するのは、あなたが転職市場でどれだけ求められているか、すなわち「市場価値」です。

★年収が「上がる人」が持つ市場価値

年収が高い人が持つ市場価値は、「希少性」と「成功の再現性」の掛け合わせで高まります。

  • 希少性の高いスキルの保有: 誰もが持っているスキルではなく、「AIの導入と運用」「グローバルなプロジェクトマネジメント経験」「特定のニッチ市場での圧倒的なシェア獲得」など、供給が少なく、需要が高いスキルや経験は強いです。この希少性こそが、企業が高額な報酬を支払う理由になります。

  • 成功体験の再現性の証明: 「前の会社で売上を20%アップさせた」という実績を、「どのようなプロセスで、なぜ成功したのか」まで論理的に説明でき、他の環境でも同じ成果が出せることを証明できます。この「成功の再現性」がある人材は、企業にとって投資対効果が非常に高いため、高年収での採用につながります。

  • 解決できる課題の規模の大きさ: 年収は、その人が解決できる課題の「難易度」と「規模」に比例します。部門全体の課題、事業全体の課題、あるいは業界全体の課題といった、より大きな課題を解決する能力を持つ人材は、自然と高い年収で迎えられます。

★年収が「下がる人」が持つ市場価値

市場価値が下がる人は、そのスキルが汎用化しているか、専門性がないと見なされます。

  • コモディティ化したスキルの保有: 誰もができるルーティンワークや、AIやRPAに代替可能な業務を主としている場合、あなたのスキルは「替えが効く」と判断され、市場価値は低下します。転職時に高い評価を得るのは難しくなります。

  • 実績の曖昧さ: 「頑張りました」「努力しました」といった抽象的な表現で、「具体的に何をして、どのような数字的成果を出したか」を明確に示せない場合、採用側はその人の能力を評価しきれず、結果として年収が低く見積もられます。

4. 年収アップを実現するために:サポートを受けるという選択

 年収が上がる転職に共通することは、「客観的な視点」と「戦略的な行動」です。しかし、これらの高度な戦略を、日々の業務と並行して完璧に実行するのは非常に困難です。

自己流での転職活動では、自身の市場価値を過小評価したり、最適な戦略を見誤ったりするリスクが常に伴います。

年収アップを実現するためには、単に求人を紹介されるだけでなく、「自分の内面と市場を深く理解し、戦略を設計する」プロセスが不可欠です。このプロセスを支援するのが、キャリアコーチングの考え方を取り入れたサポートです。

1. 「自己理解」による価値の言語化

年収アップの鍵は、あなた自身の「ポータブルスキル」や「希少性の高い強み」を明確にすることにあります。コーチング的手法により、過去の経験を深掘りし、あなたが市場で最も評価されるべきポイントを言語化します。

2. 「成功の再現性」を高める戦略設計

あなたの実績を課題解決のプロセスとして整理し、「なぜあなたがその成果を出せたのか」を論理的に構造化します。この「成功の再現性」を伝える戦略こそが、企業からの高評価と、それに見合う年収獲得へと直結します。

3. 「主体性」を持ったキャリア選択

サポートを受けることで、あなたは「会社に選ばれる側」から「会社を選ぶ側」へと意識が変わり、主体的にキャリアをコントロールできるようになります。主体的な選択は、入社後の活躍と継続的な年収アップの基盤となります。

まとめ:年収アップのために

 年収が上がる人は、常に客観的な視点と市場に基づいた戦略的な行動で臨んでいます。もしあなたが、次の転職で確実に年収を上げたい、自分の市場価値を最大限に高めたいとお考えであれば、まずはご自身の強みと戦略を明確にすることが必要です。

私たち株式会社PARQUEは、あなたのキャリアを深く掘り下げることを強みとするキャリアコーチング特化型のエージェントです。お気軽にご相談ください。

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